エロス断想

猫と美人を描いてゐます

文盲

猫といふのは、20メートル先の鼠の足音が聞こえるのだとか
道理で、あの子猫は、私が「ツッツッツッ」と呼ぶと、スグに山の中から飛び出て来るわけだ
この子猫は、もう好きなやうに触らせてくれる
生まれて初めての冬か・・・
野良猫には厳しい季節がやってくるなぁ
今日は、レトルトフードを与へておく


アゴタ・クリストフ「文盲」読了
彼女の自伝であるが、非常に興味深く読んだ
「人は、どのやうにして作家になるか? まづ、当り前のことだが、ものを書かねばならない。それから、ものを書き続けてゆかねばならない。たとへ、自分の書いたものに興味を持ってくれる人が一人もゐなくても。たとへ、自分の書いたものに興味を持ってくれる人など、この先、一人も現れないだらうといふ気がしても」
「さて、人は、どのやうにして作家になるかといふ問ひに、わたしはかう答へる。自分の書いてゐるものへの信念を決して失ふことなく、辛抱強く、執拗に書き続けることによってである、と」
アゴタ・クリストフは、まとめて読んでみなければならんな
小説が四冊、戯曲が二冊、自伝が一冊出てゐる
確か、「悪童日記」は、日本ではミステリとして紹介されたのではなかったかな
ドストエフスキーの「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」も、初めはミステリといふか、探偵小説として紹介されたはずだ
カラマーゾフの兄弟」を法廷劇だと思ったのか知ら


ドルジェル伯の舞踏会」は遅々として進まない


書店で、久しぶりにあの人を見た
小さな女の子を連れてゐた
あの人は、目を見開いて私を凝視してゐた
内心では私も驚いてゐたが、表情を変へることなく無視した
私が驚いたのは、彼女に、もはや何の魅力も見出せなかったから
あの子が私の子ではないことに、私は心から安堵してゐた・・・


さきほど、犬の散歩の途中で、近所の人の車の、車内灯がつきっぱなしになってゐるのを見る
このままでは、バッテリーが上がってしまふ
その家に住んでゐるのは、かなり高齢の老夫婦で、私とは道ですれ違った時に挨拶する程度で、お互ひに名前も知らない
夜だし、怖がるかも知れないなぁ、と思ひつつ、呼び鈴を鳴らす
「いやぁ〜、有り難う、有り難う!!」
本当に喜んでくれました
いい気分だなぁ
善行をひけらかすものではないが、どうせこんなブログ、誰も読んでないから書く


■三州生桑HP■
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