エロス断想

猫と美人を描いてゐます

ベーコン&ハンバーグ

信号待ちをしてゐた時、私の車の横を老人が通り過ぎるのを見る
手に回覧板を持ち、よれよれのトレーナーを着てゐて、残りわづかな白髪が強風でバサバサになってゐた
あんな爺さんにはなりたくないな、と思ふ
ふと、老人はしゃがみ込んで、何かを拾ってゐる
汚いな、と思ふ
老人が拾ったのは、ぺしゃんこに潰れた空き缶だった
それを持って、コンビニのゴミ箱にふらふらと近付いてゆく
何のてらひも無い、自然な動作だった
あんな爺さんになりたいな、と思った


フランシス・ベーコン「ニュー・アトランティス」を読む
が、あまりに詰まらなかったので、後半は流し読み
しかも、未完だし
いはゆる、ユートピア物だ
解説にベーコンの言葉が引用されてゐたので、それだけ記す
「哲学を少しばかりかじると、人間の心は無神論に傾くが、哲学を深く究めると、再び宗教に戻る」


Mさんは、今週も無休
確か、来月の月末まで休みが無いと言ってたやうな・・・
あの小さな体の、どこにそんなパワーがあるのか知ら
ハンバーグパワーか?


ああ、明日はチャンスがありますやうに!


■三州生桑HP■
http://www.h4.dion.ne.jp/~utabook/