エロス断想

猫と美人を描いてゐます

サガン

フランソワーズ・サガンの「悲しみよ こんにちは」を読了
処女作にして傑作
これを十八歳で書いたのだから、天才だね
彼女は2004年9月24日に69歳で亡くなってゐる


最高傑作を、処女作で書いてしまふか、晩年に書くか・・・?
耕治人は晩年タイプ
ヘミングウェイもさうかな
老人と海」でピューリッツア賞、ノーベル賞を取った後、ほとんど作品を発表せぬまま、九年後に自殺


足穂曰く、自分が五十年間書いてきた作品は「すべてこの『一千一秒物語』の解説に他ならない」


赤と黒」は読むのをやめた
次はナボコフの「ロリータ」か、カミュでも読むか