2006-06-24 かなしいきぶん 詩文 僕からあふれ出た愛が ルリ色の雨粒となって あとからあとから この街に降ってゐるこの街の人たちは そんなこと気にもしないで 僕のかなしいきぶんを浴びながら 夕餉の支度なんかしてゐるんだらう「幸福は犠牲の上に成り立つ」誰かが幸せになるためには 僕がつらい思ひをしなきゃならないのなら それはそれで悪くないさういふ考へ方は慰めになるね 僕にぴったりの生きかただ