エロス断想

猫と美人を描いてゐます

2010-02-03から1日間の記事一覧

片腕

終日快晴、大気冷々 「私は膝においた娘の片腕をながめつづけてゐた。肘の内側にほのかな光りのかげがあった。それは吸へさうであった。私は娘の腕をほんの少しまげて、その光りのかげをためると、それを持ちあげて、唇をあてて吸った」 川端康成『片腕』 ■…