エロス断想

猫と美人を描いてゐます

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

三七日

晴れ時々曇り。明日はもっと暑くなるか 祖母の法事。「三七日」・・・よく分からない。来月の土曜日もすべて法事・・・床の間の骨壷は、いつ墓に納めるのだらう? 映画「プリティ・プリンセス」観る。アン・ハサウェイ主演。この作品がデビュー作。まさにシ…

EL CABALLERO DE OLMEDO

曇天、夕刻より雨。明日は法事・・・面倒だ。毎土曜日、六月いっぱいつづく・・・ 最近は、腹筋を重点的に鍛へてゐる。あと一ト月ちょっとでプール開きだから 本屋に寄りて、バタイユの「眼球譚」を購入。難解ポルノ ロペ・デ・ベガ(1562-1635西)「オルメー…

毒にも薬にもなる話

曇りのち快晴。これからは、ひと雨ごとに暑くなる 「近世滑稽俳句大全」流し読み。ひとつ疑問あり。「梅雨」を詠んだ句が一句もない。ただ一句、『入梅穴は竜の都の径かな』があるのみ。難解。芭蕉も「梅雨」は詠んでゐないか。基本的に「梅雨」と「五月雨」…

美徳のよろめき

薄曇りのち雨。梅雨入りしたんだよ、きっと 来月からガソリン170円台? 三島由紀夫「美徳のよろめき」読了。中学生の頃読んだ時と、全く同じ印象。冗漫で饒舌な凡作。男の腋毛をむしり取る女・・・ゲイ的発想だね 夫と一緒に行った舞踏会で、節子と踊った土…

Short Story

五月晴れ、微風。明日から三日、雨がつづくか アメリカン・チェリーが美味しかったので、その種を植ゑてみる。芽が出るか知ら 久しぶりにお嬢猫に会ふ。二ヶ月ぶりぐらゐ? 元気元気。缶フードモグモグ。憶えてゐるものだなぁ 本屋に寄りて、例のちょっと可…

Kreutzer Sonata

快晴、真夏の日差し 何となく元気なし。五月病? トルストイ(1828-1910露)「クロイツェル・ソナタ」読了。美しくも愚かな妻をめとった、狂的に嫉妬ぶかい男の独白。奔放な妻にこれだけ苦しめられるのなら、とっとと離婚すりゃいいのに。この作品を読むと、ト…

朝霧雨、曇りのち晴れ。夕刻は夏の日差し 週末の祖母の見舞ひがないと、何だか張り合ひがない。毎週見舞ひに行っててよかった。孝行をしたい時には親はなし FGにショッピング。現在出回ってゐる「カツヲのタタキ」は「マナガツヲ」なのではないでせうか? あ…

二七日

雨のち、夕刻にやむ 今日は祖母の二七日(フタナノカ)。坊さんは昼前に来ると言ってたのに、10時に来た。私は下着姿だったよ・・・アワテテ喪服を着る 来週の土曜は三七日(ミナノカ)・・・こんな調子で来月まで法事はつづく・・・色々しきたりがあって、…

Chanson d’automne

快晴、夕刻より曇り。明日は雨。そして法事 猫スポットに行ってみるが、車から降りずに引き返す。何だか怪しい・・・不審人物が数人 「フランス名詩集 井上究一郎訳」流し読み。外国文学を邦訳するのは本当にむつかしい。詩なら猶のこと。ヴェルレーヌの有名…

超バカの壁

快晴のち薄曇り。過しやすい日がつづく 某本屋にて、可愛い店員さんを見る。誰かに似てゐる・・・色白で丸顔で目が大きくて・・・誰だっけ。カシヒユウ似の店員さんと仲良くなったことがあったが、スグにやめてしまった。本屋のバイトは出入りが激しい. 養老…

西鶴諸国ばなし

快晴、のち薄曇り 新たに猫スポット発見! わらわらと10匹出てきた。キャットフード3缶、レトルト、カリカリをあっといふ間に平らげる。ガツガツ 井原西鶴(1642-1693)「西鶴諸国ばなし」流し読み。ひまつぶしの書。 「我筑前にありし時、さし荷ひの大蕪菜あ…

五月晴れ。一片の雲もなし。暑くも寒くもなし 気をつけて見れば、マフラーをしてゐる女性をちょくちょく見かける。流行ってるのだらう 夏目漱石「門」読了。漱石の小説は時々読み返さないと忘れてしまふ。三島の文章は既に古臭いのに、何故に漱石の文章は現…

たはむれ

曇り、昼頃雷雨、のち小雨降り続く。気温上がらず。明日は快晴 限界まで筋トレ。胸囲と肩幅はさらに膨らむ チェーホフ(1860-1904露)「たわむれ」読了。美しい小品。チェーホフが短編小説作家だったとは知らなかった。鴎外、漱石の頃の人なのですね。 「僕は…

Hostage

快晴、のち薄曇り。 まだ祖母が入院してゐるやうな気がする。何年見舞っただらうか・・・ 映画「フィラデルフィア・エクスペリメント」「ホステージ」観る。どちらもB級。「Hostage」は人質。 ブルース・ウィリスの映画はどうして似たり寄ったりなのか。家庭…

初七日

快晴。日差し強し。 今日は祖母の初七日。午前中に坊さんが来ることになってゐたのだが、来たのはお昼前。午前8時から喪服着て待ってたのに。忘れられてゐたわけではなく、忙しかったのだと言ふ。うちの菩提寺はこの街で一番大きな寺だが、やはり人手不足、…

恋の都

快晴、初夏らしい爽やかな一日 明日は初七日なり。坊さんは何時に来るか分からない・・・ 三島由紀夫「恋の都」読了。凡作。三島ほどの作家になると、どの雑誌に掲載するかで作品のレベルを自由自在に上げ下げできる。三島の書いた小説でなければ、とても後…

出世景清

快晴。空気はカラリと乾いてゐる 近松門左衛門「出世景清」読了。この作品以前のものを古浄瑠璃と呼ぶ。今に伝はる浄瑠璃人形は一体を三人がかりで操るが、近松存命の頃は一人だったらしい。恐らくは、芸術といふより見世物に近かったのではないか。この「出…

国性爺合戦

朝小雨、のち五月晴れ。微風。気温上がらざれど日差し強し 近松門左衛門(1653-1724)「国性爺合戦」読了。正しくは「国姓爺」国王の姓を給はった人物の敬称のこと。十七ヶ月ものロングラン興行を続けた大ヒット作だけあって、読んでゐて飽きさせない構成。明…

祖母逝けり

快晴、風涼し 「自分は女の容貌に満足する人を見ると羨ましい。女の肉に満足する人を見ても羨ましい。自分はどうあっても女の霊といふか魂といふか、いはゆるスピリットをつかまなければ満足が出来ない」夏目漱石『行人』より 確かにその通りだ。私が本当に…

葬儀

五月晴れ。大安。葬儀日和。 祖母の葬儀の日。朝から車で駆け回る。 昨晩は、文字通りの通夜。私だけが祖母の棺おけの隣りで寝る。浅い眠り。十回以上目が覚める。怪奇現象は・・・残念ながら何もなし。 朝、まづは病院へ死亡診断書を取りに行く。それから式…

大往生

快晴。爽やかな一日。 通夜のさ中、再びオレオレ詐欺の電話あり。哀れなり。 祖母昨晩往生す。享年九十歳。深更に看護婦さんが回診した時には、既に心停止してゐた。苦悶の表情もなく、眠るが如し。大往生なり。しかし、真冬のやうに冷え込んだ夜であった。 …

祖母死す ■三州生桑HP■ http://www.h4.dion.ne.jp/~utabook/

閨房哲学

曇りのち小雨。 タイヤのパンク修理代2100円は高いか安いか。ちなみにアヲヰイウの写真集は2400円。高いね。 花屋でぺラルゴニュームの鉢植ゑを買ふ。ラッピングは無料と言ふのでやってもらったら、えらく派手な感じに。「コレはものすごいですねぇ」と言っ…

OREORE

薄曇り時々晴れ。 街でなかなかの美人とすれ違ふ。ふと振り返ってみると、彼女も振り返って私を見てゐた。ちょっとした縁。 小川国夫(1927-)「ハシッシ・ギャング」読了。読売文学賞受賞作。特に感慨なし。正常な人の書く文学は平凡。ゆゑに鴎外や露伴、直哉…

ヤナギダル

快晴。立夏すぎ確かに初夏の陽気なり コドモに付きまとはれる。ヒゲが怖くないのかな。 コロの散歩中にも女の子に声をかけられた。「噛む?」「噛む噛む!」・・・コドモは無邪気だね 「ポケット川柳」流し読み。「誹風柳多留」より抜粋。雑俳もしみじみとし…

BUTTERFLY EFFECT

快晴、風もなし、あくびばかりの一日 映画「バタフライ・エフェクト1&2」観る。カオス理論に基づいたSF映画。「ある場所で蝶がはばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」カオス理論とは「決定論的な動的システムの一部に見られる、予測できない複雑かつ不規…

木更津キャッツアイ

小雨、のち曇天 YTで買ひ物。昼はケンミンの焼きビーフン。ウマシウマし。 祖母を見舞ふ。ひたすら眠ってゐる のち、街中をドライブ。何もなし・・・昼寝 映画「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」観る。テンポのよい快作。クリヤマチアキがキュート。 …

失恋したからって世界が終はるわけぢゃない

MAN ON FIRE

快晴。暑かった・・・ 朝、祖母を見舞ふ。喘鳴あり。痰がからむか。 A知須までドライブ。人多し。疲れる。 映画「マイ・ボディガード」観る。原題「MAN ON FIRE」デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング ヒドい映画。ナンセンス。ランボーとかコマンドー…

The Box man

快晴、時折り薄曇り。この春一番の蒸し暑さ。春とは言っても五日は立夏ですけどね。 夕刻、祖母を見舞ふ。いびきをかいて寝てゐた。気持ちよささうに寝てゐた 安部公房(1924-1993)「箱男」読了。興味深いんだけど・・・。どうして安部公房がニガテなのか、自…