エロス断想

猫と美人を描いてゐます

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

SiCKO

快晴。日中少し蒸し暑い。夜暑し、ただ今扇風機を出しました。四月に扇風機とは、これ如何に!? Tシャツとパンツだけで寝ます・・・ ガソリンスタンドは大混雑。 斎藤茂吉「赤光」拾ひ読み。恋歌抜粋。 紙くづをさ庭に焚けばけむり立つ恋しきひとははるかな…

いえ、誰も愛してはゐないのです 誰からも愛されてはゐませんから

李商隠

晴れのち曇り。微風。 久し振りに猫を見る。 李商隠(812-858)の詩集を拾ひ読み。難解。 「天涯」 春日在天涯 天涯日又斜 鶯啼如有涙 為湿最高花 「地の果て」 心地よい春の日に、私は地の果てにゐる その地の果てに太陽が沈んでゆくのを見る 鶯も涙を流しな…

虫、蟲

晴れ、一時小雨、風冷たし 祖母を見舞ふ。呼びかけても、力なく返事するのみ。寝たきりなり。 祖母のために置いてゐるラジオの、イヤホンがスピーカーからいつも抜けてゐる。をかしいなぁと思ってたら、そのままにしておいてくださいとのこと。つまり、ラジ…

Buddha’s Warriors

薄曇りのち晴れ。暑くもなく寒くもなく。 マイケル・ダナム「中国はいかにチベットを侵略したか」一気に読了。原題は「Buddha's Warriors ブッダ(ダライ・ラマ十四世)の兵士」 チベットを侵略した中国共産党軍に対して、勇猛果敢に立ち向かふチベットのゲリ…

TIMOLEON

曇りのち快晴。日差し強し。日焼け止めヌリヌリ。 ダン・ローズ(1972- 英)「ティモレオン センチメンタル・ジャーニー」読了。読後感の悪い佳作。小説といふよりあざといエピソードの集積。マジック・リアリズムを薄めて、パウロ・コエーリョを不快にした感…

狂歌

朝より淫雨。 鉢合はせ 狂歌集「徳和歌後萬載集」拾ひ読み。難解。作者たちの名前が凝ってゐる。朱楽漢江アケラカンコウ、酒上不埒サケノウエノフラチ、から衣橘洲カラコロモキッシュウ、柿下手丸カキノヘタマロ、子子孫彦コノコノマゴヒコ、よみ人しれ多ヨミヒトシレタ、多田人成タダノヒトナリ、其筈琴成ソノハズノコト…

脳のしくみ

曇りのち晴れ。猫一匹も見ず。何ぞや。 ときめきは明日に 「カラー版徹底図解 脳のしくみ」流し読み。脳はどこまで脳を理解できるか? 脳の研究とは科学ではなく、つまるところ心理学なのではないか知ら。 重いてんかん治療のために、脳梁が切断される場合が…

偶像再興

薄雲り時々晴れ。春暑し。 大胸筋と広背筋を鍛へる。 和辻哲郎感想集「偶像再興/面とペルソナ」拾ひ読み。特に感慨なし。 私は群集の誤解を恐れてはならない。そして誤解を解くための焦燥などは絶対にしてはいけない。たやすく群集に理解されることは危険で…

晴れ、時々曇り。好風。 祖母を見舞ふ。食べすぎて胃が痛いといふ。祖母は、もう何も食べられないのだから夢うつつなのだらう。庭の藤の花をデジカメで撮ってプリント。「分かりますか? 家の庭はこんな感じですよ」ほんの少し微笑む。その写真を、祖母が見…

曇りのち晴れ 祖母を見舞ふ。調子悪し。呼びかけには応へるが、会話はできない。うつらうつらしながら手を握るのみ。誤飲性肺炎と診断された頃は会話もできたし、手を添へれば何とか歩くこともできた。しかし、それからほんの数週間で寝たきりだ。何も食べて…

森茉莉

花曇り、風あり。タケノコ掘る。 40分ジョギング。猫が出て来ない。 森茉莉の随筆を拾ひ読み。彼女の文章は時として偏狭で独善的であるが(そこが面白いんだけど)、意外と正鵠を射てゐることも多い。父鴎外の薫陶を受けてゐるせゐであらう。 韓国に限らず中国…

終日小糠雨降る。庭の藤の花が咲き始めた。 猫が探偵のミステリを読み始めるが、あまりに酷いので中絶。 「萩原朔太郎詩集」拾ひ読み。もう素直には感動できないね。しやうがない。 「贈物にそへて 萩原朔太郎」兵隊どもの列の中には、性分のわるいものが居…

にごり江

終日雨降る。花の雨。明日も雨かや、タケノコ伸びる。 「恋する血液」アップ。他愛もない詩ですが。 樋口一葉(1872-1896)「にごりえ」読了。完成度は高くない。やはり一葉は「たけくらべ」と「日記」にとどめをさす。 其時私は七つであったれど家の内の様子…

偸盗

快晴、如初夏。明日は雨か。またタケノコが出てくるな。 カタツムリ、カナヘビ、ヤモリ見る。「蛇穴を出づ」は春の季語。 献血の検査成績来る。コレステロールは順調に下がってゐる。他は無問題。 芥川龍之介「偸盗」読了。ダ・ヴィンチでアヲヰイウが薦めて…

一盃一盃復一盃

快晴、爽風。 タケノコ10本採る。今年は当たり年。スーパーだと、一本500円ぐらゐしますね。 ラサは燃えてゐるか? 「李白詩選」拾ひ読み。李白のお酒の詩が好きです。 『山中与幽人対酌』 両人対酌山花開 一盃一盃復一盃 我酔欲眠卿且去 明朝有意抱琴来 『…

曇りのち小雨、夕刻には上がる。花冷え。明日の予想最高気温は19℃! 暑 祖母を見舞ふ。うつらうつらしてゐる。手を握り「力を入れてみて下さい」といふと力強く握り締める。 新しいヘアワックスは・・・微妙。 運命? ハッ! 自分でチャンスを作らなくては …

曇り時々晴れ。暖かし。 祖母を見舞ふ。「手をギュッと握ってみてください」かなりの力だった。まだまだ大丈夫か知ら。90だからねぇ。ラジオをイヤフォンで聞かせる。刺激はそれしかない。「聞こえますか?」「ああ・・・」「もう少し音を大きくしますか?」…

大谷崎

曇りのち晴れ、初夏の日差し。 タケノコ7本採る。白いプードルを抱いたヲバサンが私を見てゐた。タケノコ泥棒と思はれたか。イヤ、ココはウチの土地ですから。 ダ・ヴィンチ買ふ。表紙がアヲヰイウだったから。ジャケ買ひ。 谷崎潤一郎「春琴抄」再再読。傑…

Whitman

小雨のち曇天。微風。 早朝、5、6回、断続的に停電す。何ぞや。 バリカンでヒゲを整へる。こんなにうまくいくとは。 今乗ってる車の燃費は、かなり良い。ただ、ゴチャゴチャと載せてゐるので、その分重くなり、多少燃費は悪くなってゐるだらう。ノートパソコ…

犀星

曇りのち強雨、台風なみの強風。明日の朝まで小雨残るか。 強東風ツヨゴチ。「噴水や東風の強さにたちなほり 汀女」 ヒゲトリマーってあるんですねぇ。 室生犀星(1889-1962)「幼年時代」「性に目覚める頃」「或る少女の死まで」再読。犀星の自伝三部作。鴎外の…

女坂

曇りのち快晴。微風ここちよし。今日もタケノコ4本採る。新鮮なため、アクとりいらず。明日は午後から雨か。にょきにょき生えるだらう。 神社に詣でる。祖母の手術の成功を祈りて。無神論者なんですけどね。 祖母の手術はうまく行った模様。5分で終はったと…

雨後のタケノコ

雨のち晴れ。半袖Tシャツのコドモを見る。今日から下着は長袖から半袖にしよう。 大胸筋、広背筋、腹筋鍛へる。 ヒゲの長さは5,6ミリといったところ。ここまで伸びると柔らかくなる。ただ、どうやって整へるのか? バリカン? 裏山にタケノコを取りに行く。…

祖母を見舞ふ。「ヒゲを伸ばしてるんですけど、分かりますか?」と聞くと微笑んでくれた。祖母の笑顔を見るのは久し振り。 病院の近所に咲いてゐる桜を一輪取って持って行き、祖母に見せる。「桜が満開ですよ」笑顔。花泥棒だね。 ・・・もう手を握ることし…

子猫の腹

晴れのち曇天。日中暖かし。微風。 祖母を見舞ふ。寝たきりになってしまった。胃に穴を開ける承諾書にサインす。見舞ふ間手を握る。暖かく湿ってゐる。私の声には反応す。「どこか痛いとこはありますか?」「ああ・・・」 ■三州生桑HP■ http://www.h4.dion.n…

思ひ切る時

快晴。雨が降らないと裏山の竹の子が出てこない。日曜月曜の雨でにょきにょき伸びるか。 お嬢猫に会ふ。レトルトにパクつく。にゃーん。元気元気。 ヒゲをはやすのは初めてだから、どういふタイミングでどう整へるのかが分からない。聖徳太子みたいになるわ…

ケータイ事情

快晴、強風、それほど気温は上がらなかったか。 猫一匹も見ず。サクラ咲き始める。日曜は雨らしいから散ってしまふかも。裏山のタケノコは伸びるかも。 露伴の「評釈猿蓑」を読んでみる。「猿蓑」自体が難解なのに、露伴の評釈が、またこれ異様にむつかしい…

私を理解してくれる人が現れたら・・・それこそが運命的な出会ひ

けんけつちゃん

快晴。風あり。春らしい一日。 ガソリンの値段が一斉に下がる。125〜129円。混雑は見られず。 3ヶ月ぶりに献血す。私のやうな血の気の多い男は、少し抜いてもらふくらゐで丁度よい。とは言ふものの、400ml分の血液パックを見ると、やはりギョッとする。或る…