エロス断想

猫と美人を描いてゐます

2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

真夜中の犬

快晴。目を開けてゐられないほどの強い日差し セルジュ・ブリュソロ「真夜中の犬」読了 興味深く読む。ローラースケートを履き、ビルからビルへと飛び回るホームレスたちの抗争。挫折、友情、裏切り、決闘、主人公を助けてくれる美人・・・なるほど、売れる…

赤い死神

曇りのち晴れ 10分プール。いい色に焼けてきた マリオ・スペッツィ「連続殺人赤い死神」読了 凡作。作者はイタリア人だが、強度のアメリカ・コンプレックス。イタリアが舞台なのに、引用される小説、音楽、映画は全てアメリカのもの。プロットもアメリカナイ…

ネコネコサンデー

投票に行ったり、見舞ひに行ったり、ショッピングしたり、本を読んだり、映画を見たり、ぼんやりした一日。 こんな日が毎日続いたら・・・平穏だけれど、早く老けてしまふ。 私は本を読む女性が好きだ。本屋の文庫コーナーで立ち読みしてる女性は、魅力が三…

泳ぐ詩人

快晴、殺人的な日差し 祖母を見舞ふ。元気さう。 「この後どこに行くんですか? 買ひ物ですか? 私も行きたいわぁ。キャハハ〜」朝からハイテンションやなぁ。こんな看護婦さんはニガテ・・・ アンリよ、それは作務衣か? 私の水着は5年ぐらゐ前に買ったのだ…

生きにくい・・・

晴天つづく プールに行く。泳いでゐるのは私と白人女性の二人のみ。あとは夏休み水泳教室の園児たちが芋の子を洗ふやうにうじゃうじゃと・・・10分ほどで退散。外人ってスゴいね。園児たちに当りさうになっても平気で泳いでる。お金を払ったんだから泳ぐ権利…

話しかけられない

曇りのち晴れ 暑くないと思へば暑くない 15分泳ぐ。肩に日焼け止めを塗り忘れたら赤くなってしまった これだけ暑くなってくると、女の子も薄着になってきますね。コンビニで派手な女の子二人組を見る。何といふ服なのか知ら。グレーの薄地のワンピース(?)、…

食人国旅行記

薄雲あれど暑し プールに行けど入場せず。中から子供たちの歓声が聞こえてきたから。受け付けのバイトの女の子に訊いてみる。「今、多いよね?」「・・・」二人はクスクス笑って下を向いてしまふ。先生にでも似てたのか知ら マルキ・ド・サド(1740-1814仏)「…

JSA

夏らしい一日 プールで20分泳ぐ。いい色に焼けてきた 水遊びしてる子供たちを見てて思ふのだけれど、大人を怖がらないね。小4ぐらゐの男の子たちは、私にぶつかっても、謝りもしないし、全くの無視。監視員に何を言はれても笑ってごまかしてる。なるほど、か…

紅い高粱

夏空ひろがる 梅雨明けなり あまりに日差しが強いので野良猫たちが出てこない プールに5分ほど。もうダメだ。夏休みに入ったのでガキばっかり。もう泳げない アンリをプールに誘ったら断られてしまった「やーだよ。水嫌ひだもん」 莫言(1955-)「紅い高粱」読…

ペペロンチーノ

曇天、時に小雨 祖母を見舞ふ。看護婦さんの仕事って激務ですねぇ・・・頭が下がります 可愛い看護婦さんが異動してきた。ニッコリ挨拶 お昼に、ペペロンチーノをちゃっちゃっと作りて食す。うまし 材料は、パスタとニンニク、赤唐辛子、ベーコンのみ。味付…

この人を見よ

降ったりやんだり ニーチェ(1844-1900独)「この人を見よ」読了 本気なのか冗談なのかよく解らない自伝? この本を書いてからニーチェは気が狂ってしまふのだが、既に狂ひかけてるやうな気がする。最終章「なぜ私は一個の運命であるのか」の反キリストぶりが…

たった一人

晴れたり曇ったり 15分ほどプールへ ひからびて死にかけてるミミズを助けてやる 恩返しがあるかな 夜に訪ねてきた美しい娘の正体はミミズだった・・・いや、恩返しはいらない ちなみに「ミミズ」は夏の季語です ニーチェ「この人を見よ」読み始める ■三州生…

阿房列車

曇りのち晴れ もう夏なんだね♪ プールで15分ほど泳ぐ。あな珍しや、女子高生(?)の三人連れが水遊びしてゐた。ビキニとは大胆な! 私もビキニだけどね。施設の外まで聞こえるやうな声ではしゃいでゐたのに、私が現れるとシーン・・・ぎこちなく泳ぐ。女の子…

越前竹人形

曇りのち晴れ 梅雨明けしたかな 20分ほどプールで泳ぐ。50メートルコースに爺さん一人、25メートルコースは私一人。ガラガラなり。プールから上がり、シャワー室にゴーグルと耳栓を置き、トイレから帰ってみると、爺さんが私のゴーグルを洗ってゐた。何して…

信じる

曇り一時雷雨 北陸で地震がありましたね。サンダイさん大丈夫か知ら 祖母を見舞ふ。今日は来ないと思ってゐたらしく、喜んでゐた 昼にソーメンを食す。麺を一分ゆで過ぎた 散髪に行く。何人も理容師がゐるのに、いつも同じ女の子がカットしてくれる 近所に新…

意地悪

曇天 台風一過の空の何といふ美しさ! オルセー美術館の写真集を見てゐて、学生時代に或る美術館で、我が大学のミスとデートしたことを思ひ出した。ゴーギャンの大展覧会だった。そこで、私は大失敗してしまふ。ゴーギャンの絵に大感激した私は、デートであ…

詩と真実

台風接近中 さすがにプールはお休みだらう 恥づかしながら、50メートル泳げなくなってしまった。中学の時は数百メートル泳げたし、水泳大会ではクロール50メートル学年2位だったのに・・・。息継ぎがダメなのかな ギターの弦を張替へねばならないけれど面倒…

運のつき

ひねもす雨もよひ 養老孟司(1937-)「運のつき」読了 養老先生の本は、何十冊読んだかなぁ 「我、事において後悔せず」そんなことを古人が言ったといひます。宮本武蔵『五輪書』です。それでしょ。すでにやってしまった以上は、その結果がよいはうに向かふや…

The Bear

曇り一時晴れ 今期初プール。女子大生でも来てれば申し分ないのだが、私一人の貸し切り状態であった。それはそれで気分良いけど。20分ほど泳いだが、肺が広がった感じがする。受け付けの女の子が椅子に座ったまま熟睡してゐた。器用なり フォークナー(1897-1…

哲学者

曇りのち晴れ やうやくプール日和になってまゐりました! ジョージ・ハラ「悩み多き哲学者の災難」読了 哲学者が主人公のミステリは珍しい。哲学のウンチクが長々と語られることはないので気軽に読めます しかし、読んでるうちはハラハラして面白かったのだ…

曇天一時豪雨

某ドイツ人作家のミステリを読みかけたが、目が読むのを拒否したため中絶 訳が悪いのかなぁ サンダイさんにもらったムシトリスミレが成長しまくってゐる。株わけしなくてはならない。可愛い花が咲くんですよね アンリよ 「眠れない」は良いよ おまへは、私が…

さかしま

小雨降ったりやんだり 渋い薔薇色のデニムシャツを買ふ「袋いりません。そのまま持って帰りますから、値札取って下さい」と言ったら「いえ、袋にはお入れしますよ」気を使ったつもりだったのに・・・ J・K・ユイスマンス(1848-1907)「さかしま・澁澤龍彦訳」…

雨の日と月曜日は

まづは祖母を見舞ふ 元気さうなので病院の周囲をグルリと散歩。確実に歩く速度が遅くなってゐる 院内の公衆電話で10円拾ったので、受け付けに届けておく。受け付けの女の子たちと少し話す。楽しい 映画「天使にラブソングを2」観る リルケ「若き詩人への手紙…

七夕の夢

梅雨の中休み こんな日にはのんびりとドライブに行きたい まづは祖母を見舞ふ 驚くべきことに床ずれが快方に向かってゐるとのこと。一旦褥瘡ができたら、なかなか治らないものなのだが・・・長生きする人って丈夫だなぁ 手を引いて廊下を散歩してたら、看護…

文壇放浪

終日小雨 免許証拾ふ。可愛い女の子のものならドラマチックなのだが、男のだったので普通に届けておく 一円玉二枚拾ふ。これは着服しておく 水上勉(ミヅカミツトム)「文壇放浪」読了 とくに感慨なし 禅宗の初祖達磨から六番目にあたる慧能といふ人が修行した…

7月4日に生まれて

曇天 明日から雨が続くか プールに行きたいのに・・・ 子猫たちはまだ触らせてはくれないが、私が現れると飛んだり跳ねたり大はしゃぎ ロン・コビック「7月4日に生まれて」読了 作者は17歳で海兵隊に入隊し、ベトナム戦争に参戦し胸部以下麻痺といふ重傷を負…

カリギュラ

雨、時に激しく降る 子猫元気 アルベール・カミュ(1913-1960仏)の戯曲「カリギュラ」読了 絶対的な自由を求め、不可能性を追ひつづける暴君の孤独と自滅 三島由紀夫の戯曲「わが友ヒットラー」は、「カリギュラ」の影響があるのではないか 「おれは生き、お…

バカミス

曇天蒸暑 これだけ髪が伸びてゐると、プールで落ち武者みたいになるのではなからうか・・・ 前を走る車の後部座席に乗ってゐた、二歳くらいの女の子が、ずーっと私に手を振ってゐた 私も手を振ると飛び上がって喜んでゐた こどもとお年寄りにはモテるのだが…

くもの巣の小道

終日雨 深い意味はないけど、ガソリン1リッター135円って、牛乳とほぼ同じ価格だね イタロ・カルヴィーノ(1923-1985伊)「くもの巣の小道」読了 副題は「パルチザンあるいは落伍者たちをめぐる寓話」 娼婦の弟の目を通して描かれる、パルチザン戦争の現実 「…

夕闇から夜明けまで

朝、祖母を見舞ふ 手を引いて病院の周りをグルリと散歩させたあと、足の爪を切る 調子は良ささうなのだが、床ずれのせゐで退院が遅れるかも知れない 映画「FROM DUSK TILL DAWN」観る ドラキュラ映画のパロディとしては「ショーン・オブ・ザ・デッド」の方が…