エロス断想

猫と美人を描いてゐます

2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

百年の孤独

コロンビア人のノーベル賞作家、ガブリエル・ガルシア=マルケス「百年の孤独」読了 興味深く読んだが、正直に言ふとよく解らなかった 「戦争と平和」や「ブッデンブローク家の人びと」のやうな普遍性は無いと考へる 譬へて言へば、島崎藤村の「夜明け前」を…

今日はゴミゼロの日

「百年の孤独」三分の二まで読み進める この世界的に有名な長編小説が、「ブッデンブローク家の人びと」に匹敵する傑作なのか、だらだらと長いだけの冗漫な駄作なのか、私は決めかねてゐる 彼女はピエトロ・クレスピがこれ以上は我慢できないと言ひ出すのを…

天気予想

五月晴れのカンカン照り をとつひまでの週間天気予報では、今日は雨のはずだった なにゆゑに最近の天気予報は当らなくなってしまったのだらう 思ふに、天気予報といふのは科学よりも、占ひに通ずるものがあるのではなからうか コンピューターによる解析より…

追跡

新顔の野良猫を見る 呼んだらスッ飛んできたから、まづはマッサージ やせこけてゐたので、レトルトとカリカリをたっぷりと与へておく 一心不乱にパクつくさまの可愛らしさよ 生きよ! 殖えよ! 地に満ちよ! キューバ人作家、アレホ・カルペンティエル(1904-…

ミスター・ロボット

ドモアリガット 昼飯抜き 今朝、祖母の調子が悪かったので午前中は自宅待機 昼、調子が良くなったので、午後外出 本屋にて、難解さうな数学書を立ち読みしてゐるキレイな女性を見る 夕方、再び祖母の調子が悪くなり、病院へ連れてゆく 大したことありません…

Ray

アガサ・クリスティ(1890-1976)「スタイルズ荘の怪事件」読了 クリスティのミステリは、中学生の時に「そして誰もゐなくなった」を読んだきり ファンには悪いが消閑の書 「私は事実を隠してはゐない。私の知ってゐる事実は全部きみも知ってゐる。それによっ…

わが悲しき娼婦たち

雨のち晴れ 雨のおかげで車がキレイになった ガルシア=マルケス「わが悲しき娼婦たちの思ひ出」読了 九十歳の老人と十四歳の処女の娼婦のラブストーリー 川端康成の「眠れる美女」がエピグラフに使はれてゐたのには驚いた この佳品を執筆した時、ガルシア=マ…

愛その他の悪霊

晴れのち曇り、風強し 30℃近くまで上がったか 明日は雨 私の大好きな雨 コロンビアのノーベル賞作家、ガブリエル・ガルシア=マルケス「愛その他の悪霊について」読了 悪魔憑きの美少女シェルバ・マリアと、その悪魔ばらひをする青年神父デラウラとの悲恋 読…

読了夜淫鳥

チリ人作家、ホセ・ドノソ(1924-96)「夜のみだらな鳥」読了 比類なき大傑作小説にして、今年一番の収穫なり 十日ほどで読めたが、何とも有意義で刺激的な十日間であった 主人公の男は聾唖者でありながら、人の話しを聞き、しゃべり、老人にして赤ん坊であり…

亀の事情

爽やかな初夏の陽気 「爽やか」は秋の季語 早くプールで泳ぎたい 山道を大きな亀が歩いてゐるのを見る 抱へ上げて水辺に放してやらうかと思ったがヤメておく 亀には亀の事情があるのだらうから 「夜のみだらな鳥」さらに読む 明日には読み終へるだらう ドノ…

五月晴れ

猫一匹も見当たらず カラスヘビ見る 「夜のみだらな鳥」三分の二まで読み進める 興味深いが、いよいよ難解に、支離滅裂になってきた 註釈が全くないのが、或る意味凄い編集 「《ボーイ》が知ってはならぬ言葉の中でも、とくに大事なのが始めや終りを名指すす…

REBIRTHDAY

曇りのち雷雨 実に久方ぶりにヘアカット 理容師の女の子は私のことを憶えてゐた 「あー、随分と伸ばしましたねー」 半年ぶりですよ しかし、サイドを梳き、襟足を調へてもらっただけなので15分で終了 「夜のみだらな鳥」はフリーク・ショウの様相を呈してき…

夏の子猫

子猫の写真撮りました 猫駅をご覧あれ http://cat.pelogoo.com/s1804/ カリカリをやったらモグモグ食べてゐた 家猫なら、まだミルクを飲んでゐる頃だらうに さすが野良育ち 駐車場にて 隣りに停められた軽自動車から声が聞こえてくる 「あの・・・ハンドルが…

子猫のマーチ

曇りのち雨 自転車に乗りながら相合傘をしてゐる高校生を見る 危ないけど、いいもんだね 子猫発見! 黒二匹、茶虎一匹、アメリカンショートヘアっぽいのが一匹 手のひらサイズだったから、生後二週間と言ったところか ニーニー鳴きながら、道路沿ひを走り回…

夜のみだらな鳥

チリ人作家ドノソ「夜のみだらな鳥」読み進める 妄想と幻覚に満ちた悪夢のやうな長編小説 読み終へる頃には気が狂ってゐるかも知れない 「おい、婆さんたち。おれの体をしっかり包んでくれ。熱で震へないやうに、ようく包んでくれ。腕も手も、脚もその先も、…

ハンニバル・カニバル

晴れ、夏のやうなり 昼は抜く 夜食は焼肉 ドノソ、ラクロを借る 二週間で読めるかなぁ のち、花屋へ行き素晴らしいベゴニアを買ふ 母の日のため カーネーションでなければならぬといふ法は無いしね のち、ジーンズショップに行き、Kさんに久しぶりに会って挨…

猿日和

くもりのち雨 少々肌寒し 昼にナポリタン・スパゲッティを作りて食す なんと、猿が出た 近所の家の屋根の上で、数匹が騒いでゐたといふ 裏山に犬を連れて行ってみたが、見当たらず 餌付けでもしてみたいものだ 今日は微笑ましいことがあった 美人といふのは…

不思議な少年

五月晴れ 空気が乾燥してゐるせゐで過ごしやすい アメリカの作家マーク・トウェイン(1835-1910)「不思議な少年 The Mysterious Stranger」読了 児童文学者らしく、主人公は少年たちであるが、甘っちょろいヒューマニズムを徹底的に批判、攻撃してゐる、厭世…

雲雀料理

終日曇天 ジャック・カーリイ「デス・コレクターズ」読了 「百番目の男」の続編 中年の黒人警官ハリーのキャラクターは魅力的であるが、若き主人公カーソン刑事の人物像が不安定なのが残念 初対面のウェイトレスに優しい言葉をかけてもらったといふだけで、…

百番目の男

晴れのち曇り 夏日 夕刻、胸に鈍痛 ジャック・カーリイ「百番目の男」読了 とても面白いサイコ・ミステリ 2006年の「このミス」6位だから読んでみた ミステリ、特にハードボイルドはセリフだけが身上なのだと再認識 この作者は、売れるミステリといふものを…

春昼・春昼後刻

最高気温は28℃を超えたか 真夏日なり 泉鏡花(1873-1939)「春昼・春昼後刻」読了 恐るべき傑作 いかにも鏡花らしい、妖しくも悲しい恋物語 こんな小説を紙に筆で書いてゐたのだから、どういふ頭脳をしてゐたのか 師である尾崎紅葉が、鏡花の才能をダイヤモン…

喪失

五月晴れ 車の中は真夏のやうな暑さ 朝、自室にて大きなムカデを見るが、一瞬躊躇して逃がす 刺されても死にゃしないんだけど、痛いんだよなぁ スウェーデンの女流ミステリ作家、カーリン・アルヴテーゲン「喪失」読了 400ページ弱の中編であるが、あまりの…

スター・ウォーズ3

曇り時々晴れ、にはか雨降る 「スター・ウォーズ3 シスの復讐」を、ワケあって吹き替へなし、字幕なしのオリジナルバージョンで見る アナキンが、えらく簡単に寝返ってゐたが、私の英語力が不足してゐるせゐで理解できなかったのかも知れない 学生の時の英語…

コドモの日

曇りのち雨 宇野浩二「蔵の中」読了 乱歩が宇野浩二の愛読者であったと知って読んでみたのだが、単なる借金苦の話しであった この程度では私小説とも言へまい。百間の方がユーモラス 連休中、様々な映画を見る 邦画、洋画、ホラー、コメディ 故淀川長冶氏の…

最初はグー

早朝小雨のち曇天 百間と鱒二を借りたが、ちょいと失敗 連休だ、別のを借りよう 今日は、少しドキドキすることがあった と言っても、ジャンケンしただけなんだけど しかも負けたし 奇妙なアイライン HPに台湾からのアクセスあり 猫に興味がある人らしい グロ…