エロス断想

猫と美人を描いてゐます

2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

子猫の春

この春、二匹の子猫が猫山で生まれました。 この猫山には一種の風土病があるらしく、片目の猫や、目やにの多い猫ばかり。 数日前、この子猫たちの目は、ほとんどふさがってゐました。 私が食べ物を置いても、匂ひと音でやっと探り当ててゐた。 母猫は、まづ…

春の門出

さあ、一から出直しませう 春ですからね

迷惑

ご迷惑でしたのならば 態度で示さずに おっしゃってくだされば よろしかったのに ごめんなさい

母猫の愛

母猫と子猫二匹を公園で見る。 私が近づくと子猫たちは逃げてしまった。 母猫の目の前に、半生レトルトキャットフードを置くと、彼女はパクリとくはへた。 子猫にやるつもりだったんだけど、まあいい。 まづは母猫が体力をつけねば。 母親は、母乳も出さねば…

閑吟集抜粹

●さて何とせうぞ 一目見しおもかげが身を離れぬ ●な見さいそ な見さいそ 人の推する な見さいそ ●恋は重し軽しとなる身かな 重し軽しとなる身かな 涙の淵に浮きぬ沈みぬ ●恋風が来ては袂にかいもとれてなう 袖の重さよ 恋風は重いものかな ●思ひのたねかや …

望み絶ゆるうた

うろこ無き大蛇は 盲目の青き馬にからみつきたり 月いづくにかあらむ 月すでに落ちぬ 花はつぼみのままに立ち枯るる はや花は咲かざり 青き馬は倒れ臥し 大蛇は地中にもぐらんとす はや花は咲かざり 風冴ゆる 風冴ゆる さらば我は独り病みたる詩を書かむ 誰…