エロス断想

猫と美人を描いてゐます

2006-07-11から1日間の記事一覧

女心

今昔物語集 巻第三十 『平定文、本院の侍従に懸想せし語 第一』より抜粋 その家に侍従の君と云ふ若き女房ありけり。 形、有様めでたくて、心ばへをかしき宮仕人にてなむありける。 平中(へいぢゅう)、かの本院の大臣の御許に常に行き通ひければ、この侍従が…